五日市憲法に関する本や資料館などのご紹介

五日市憲法や千葉卓三郎、自由民権についてもっと知りたい人のために。

私たちがお勧めの書籍や学べる場所、ゆかりの場所をご紹介いたします。

『卓論伝 千葉卓三郎と五日市憲法』 岡村繁雄著 2024年 荒蝦夷

当会が企画し、仙台の荒蝦夷から発行されたブックレット。

短い小説仕立てなので入りやすく、千葉卓への入門書としてどうぞ!

『五日市憲法』 新井勝紘著 2018年 岩波書店

著者は色川大吉ゼミのゼミ生として土蔵調査に参加し、憲法草案を最初に手にした人物。その時の様子やその後の研究で明らかになったこと、千葉卓三郎の人物像についても詳細に瑞々しく描かれている。

五日市憲法をもう一歩深く学びたい人のために、イチ推しの一冊。

歴史って面白い!と思えること間違いなし。

『五日市憲法草案をつくった男・千葉卓三郎』 

伊藤始・杉田秀子・望月武人著 2014年 くもん出版

子供向けに書かれた児童書だけど、大人も十分楽しめる充実した内容。

『五日市憲法草案とその起草者たち』 色川大吉編著 2015年 日本経済評論社

五日市憲法だけでなく、その周辺の歴史的背景や人物に迫りたい人にお勧め。

民権家たちの情熱がそのまま色川氏の熱い語りを通して伝わる一冊。

『胡桃の木の下で 小説 千葉卓三郎青春譜』 大谷正紀著 2019年 荒蝦夷

卓三郎が上京するまでの青春時代を郷里の方言で語った物語り。

激動の時代背景も随所に織り込まれているので歴史の勉強にもなる。

卓三郎と同郷であり、同じく元教員であり、そして児童文学作家だった著者でなければ描くことのできない、深い洞察と郷土愛、卓三郎愛に満ちた心温まる長編。

『自由民権に輝いた青春』江井秀雄著 2002年 草の根出版会

著者は色川ゼミの副手として深澤家の土蔵調査に入り、新井氏などと共に憲法草案や多くの資料を発見した研究者。本書は著者の研究によって見えてきた卓三郎の心の機微が丁寧に描かれていると同時に、歴史家としての情熱と温かな眼差しが感じられるハートフルなノンフィクション。

『三多摩自由民権史料集』 色川大吉責任編集 1979年 大和書房

私たちタクロン・チーバー普及協会のバイブルと言える一冊。

上下巻二冊が箱に入っていて、かなりの分厚さとそれに見合った濃い内容の史料集。

五日市憲法とその周辺については上巻に収録されていて、憲法草案と同時に発見された数多くの古文書が活字化されて掲載されている貴重な文献。

一次史料から学びたいけど古文書は読めない、という人に超お勧め!

あなたの町の図書館にもありますように。

『武相自由民権運動関係年表』(民権ブックス26 

町田市立自由民権資料館編集 2013年 町田市教育委員会発行

武相とは「武蔵の国」と「相模の国」の国境近辺を指す言葉として、現在の東京都町田市周辺と神奈川県相模原市周辺を指す地域名ではあるが、この書籍では多摩地域全域と神奈川県全域の自由民権に関する動きが年表化されている。

年表として出来事を知るだけでなく、読み物としてもハマれる濃い内容。

あきる野市デジタルアーカイブ

インターネット上で気軽に深沢家文書(五日市憲法草案が発見された深澤家の土蔵から出た文書のこと)のマイクロ写真を見ることができるので、憲法草案だけでなくさまざまな文書を見て楽しめます。※これらの文書はあきる野市図書館に保存されています

また、あきる野市による解説も豊富なので五日市憲法について詳しく知りたい方には必見のサイトです。

五日市郷土館

五日市憲法の関連資料が常設で展示されています。ここで販売されている『「五日市憲法草案の碑」建碑誌 』もお勧めです。

あきる野市中央図書館

五日市憲法や自由民権に関する蔵書が充実。常設で五日市憲法についてのパネルも展示されていて、毎年10月末頃から11月初旬にかけて憲法草案実物の展示や学芸員による解説などの特別展がある。憲法草案だけでなく同時に発見された深沢文書もこの図書館が保管しており、マイクロフィルムからのコピーも可。

東京都指定史跡 深澤家屋敷跡

五日市憲法草案が発見された土蔵が現在も残る深澤家の屋敷跡。JR武蔵五日市駅の北口から3キロほど小川を遡った山村の奥にある(公共交通はない)。かつて深澤家の屋敷は私設図書館のようになっており、卓三郎も本を読みに五日市の町から深沢まで通っていたと思われる。

詳しくはあきる野市の観光地図を参照してください

栗原市志波姫タクロン公園

千葉卓三郎出生の地が市営の公園になっていて、タクロン・チーバー氏についての丁寧な説明版が設置されている。当時の家屋を想定した礎石も置かれている。

周辺には壮大な田園が広がり、卓三郎が育った環境を偲ぶことができる。

<番外編>町田市立自由民権資料館

五日市憲法についての常設も少しあるが、メインの展示は町田市の自由民権運動について。町田市近辺(南多摩)は自由民権運動が盛んだった場所で、五日市(西多摩)の民権家たちも町田の民権家たちと交流していたようである。

当協会はここの学芸員さんに様々な質問をし、自由民権について詳しく教えていただきました。